株式会社メルティンMMI(代表取締役:粕谷 昌宏、以下「MELTIN」)、および、株式会社ヨシダ(代表取締役:吉田 陽子、以下「ヨシダ」)は、この度、両社で開発中の「遠隔操作型隔離装置および遠隔操作型遮へい装置」に関して、東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の廃炉事業における分析業務への適用を見据えた共同検討を行うことを目的とする覚書を、東京電力ホールディングス株式会社(代表執行役社長:小早川 智明、以下「東京電力HD」)との間で締結いたしました。
MELTINおよびヨシダは、かねてより、MELTINの「遠隔操作型ロボット等の技術」とヨシダの「放射性物質分析用グローブボックス等の隔離・遮蔽技術」とを融合させることで、福島第一原子力発電所における放射性物質分析業務に対応できる分析装置の開発に向けて検討を重ねてまいりました。
この度、両社が進めてきた同技術開発に対して、東京電力HDから、現場ニーズに適合する可能性があるものとして、開発に必要となる分析業務情報の提供や、開発を進める装置の操作性・耐放射線性等の現場ニーズへの適合性の確認などの協力が得られることとなり、3社間での覚書締結に至りました。
本取組を通じ、一層安全かつ効率的な放射性物質分析装置を実現し、福島第一原子力発電所の廃炉・汚染水対策の推進に貢献することを目指します。
<参考情報>
1) 株式会社メルティンMMI:会社概要
2013年創業。東京都に本社、福島県南相馬市に開発拠点を構える、生体信号・ロボット技術を利用したサイボーグ事業を行うベンチャー企業。2018年にコンセプトモデルとなるアバターロボット「MELTANT-α」、2020年に実証実験機である「MELTANT-β」を発表。経済産業省によるスタートアップ支援プログラムである「J-Startup」認定企業。
2) 株式会社ヨシダ:会社概要
1923年、茨城県水戸市に創業。1961年より原子力用グローブボックスの製造に携わり、コア技術である『隔離・遮へい技術』を廃炉・医療分野へ応用。グローブボックス、遮へい付グローブボックス、鉄セルの設計・製作・据付に携わる。2018年に経済産業省より「地域未来牽引企業」認定、2019年に中小企業庁より「はばたく中小企業社300」認定。
お問い合わせ
株式会社メルティンMMI
担当:遠藤 E-mail:envision@meltin.jp
TEL:03-6427-6397 / FAX:03-6380-5069
ダウンロード: ニュースリリースPDF(1.06MB)
<無許可複製・引用禁止>
© 2021 MELTIN MMI Co., Ltd. / Yoshida, Inc. / Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.