株式会社メルティンMMI(代表取締役:粕谷昌宏、本社:東京都中央区、以下「MELTIN」)はサウジアラビア王国のRPDC(Research Products Development Company)社(代表取締役CEO代行:Dr. Mishal Alharbi本社:サウジアラビア王国リヤド市、以下「RPDC」)と、MELTINが保有する遠隔操作ロボット技術及び生体信号を活用した医療機器技術をベースとした製品の共同での開発・実証・商業化を目指し、2022年8月5日に覚書を締結しました。
サウジアラビア政府が掲げる「ビジョン2030」は、同国と当該政策の実現に不可欠な、活気にあふれ、競争力があり、持続可能な製造業に変革を与える意欲的な取り組みです。
また、ビジョン2030の一環として同国政府が推進する世界最大規模のスマートシティであるNEOMは、同国が生活のさまざまな重要分野で卓越した先駆的かつ繁栄するモデルとして発展することを目指すものです。 エネルギー・水、モビリティ、バイオテクノロジー、食品、製造、メディア・エンターテインメント、文化、ファッション、テクノロジー・デジタル、観光、スポーツ、デザイン・建設、サービス、健康・福祉、教育、居住の16分野がNEOMのビジョンの実現を後押ししています。
本覚書により、MELTINとRPDCは、研究、開発、イノベーションの分野での戦略的パートナーとして認知され、NEOMの主要分野の成長を促進することが可能になります。
今回の協業により、両社は製造、物流・石油・ガス、エンタメ・医療・看護・介護などをはじめとした様々な分野への事業貢献を目指します。
MELTINとRPDCは事業セグメントの枠に捉われず、共同での技術開発・実証・導入に向けた認証取得・商業化等を視野に入れ、更なる協議・取り組みを推進していきます。
MELTINの代表粕谷は「現在、全世界でサイバーフィジカルシステムの実現に向けた取り組みが実施されている中で、今回のRPDC社との連携が世界に新たな概念を創り出す一歩になると確信しています。今年8月に来日したRPDC社CTOのNahid Sidki氏との対談のなかでは、ロボットやAIなど技術革新に伴う共通の課題についても議論し、一緒に取り組むことで力強いシナジー効果を発揮できるのでないかと感じました。当社が開発している製品、技術ノウハウや知見を生かし、サウジアラビアのテクノロジー分野へ貢献するとともに、MELTINがビジョンとして掲げる『サイボーグ技術を通して、誰もが何不自由なく自分らしく生きる社会の実現』と社会実装を早期化する機会としたい。」と語りました。
またロボットやAI(人工知能)などの技術革新による新産業の創出において、考慮すべき要素や社会普及に向けた方策、課題などを様々な有識者やテクノロジー分野で活躍する企業等とともに議論し、新しい社会インフラとして幅広く活用するための情報を発信していきます。
<企業情報>
株式会社メルティンMMI:
2013年設立。東京都に本社、福島県南相馬市に開発拠点を構える、生体信号・ロボット技術を利用したサイボーグ事業を行うベンチャー企業。2018年にコンセプトモデルとなるアバターロボット「MELTANT-α」、2020年に実証実験機である「MELTANT-β」、2022年には手指麻痺用のロボットニューロリハビリテーション機器である「MELTz(メルツ)手指運動リハビリテーションシステム」(第二種医療機器製造販売業許可及びクラスⅡ医療機器認証取得済み)を発表。経済産業省によるスタートアップ支援プログラムである「J-Startup」認定企業。
Website:https://www.meltin.jp/
RPDC(Research Products Development Company):
RPDC社は、サウジアラビア王国政府が主導するパブリック・インベストメント・ファンド(PIF:Public Investment Fund)が100%出資するTAQNIA(The Saudi Technology Development and Investment Company)の子会社であり、サウジアラビアにおける技術開発と商業化のための国家センターです。RPDC社は国家のビジョン2030およびサウジアラビアの経済を変革するため国内外の企業・組織と連携し、ビジョン2030の実現に向け、持続可能な先進的技術の開発促進及び商業化を目指すことを目的として設立された会社です。
Website:http://rpdinnovations.com/
お問い合わせ
株式会社メルティンMMI
担当:遠藤 E-mail:envision@meltin.jp
TEL:03-6427-6397 / FAX:03-6380-5069
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